製品1つあたりに対して原料となる綿の使用比率が圧倒的に大きいことで吸音・遮音率が高いフエルト製品の生産が可能です。
フエルトの原料となる綿は音を吸収・遮断する効果に長けているというメリットがある一方で、綿自体が非常に燃えやすいため、原料全体に占める綿の比率が高くなると、各自動車メーカーが基準とする燃焼試験をクリアできないことがありますが、この問題を解決するために他社では行っていない独自の生産方法を取っています。
当社では、何度も試作を重ねることで、他社には模倣できない燃えにくく、かつ吸音・遮音率の高いフエルト製品の生産が可能となっています。
工場力=現場力=一人ひとりの力、これは単純に工場の規模が大きいやハイテクな機械を入れているからどうにかなるということではないと弊社は考えています。
機械を操作するのは人です、常に一人一人が責任を持ち、職務にあたることで他には真似できない良い製品を作ることができます。
個の力が大きな力と変わり、大祥の工場力を高めています。
11月～12月頃に衣料類の需要と重なることで吸音材・遮音材のフエルト材料となるウールを安定的に仕入れができず、生産が遅れる、ということが業界的にはよくあるのですが、当社は、実際に何度も現場に足を運び、信頼関係を築いた取引先と専属契約をしているため、一年を通して安定的な生産体制を整備することができます。
私たちは各セクションで仕事を分担して行なっていますが、それぞれの立場や役職などは関係なく一人一人が自分の行うべき業務にしっかりと責任感を持っています。
誰かがやってくれるからいい、誰かに任せておけばいい、そのような考えを持っている社員は一人もいません。
それぞれの仕事に対する意識の高さに加え、大祥のチームワーク、連携はどこにも負けません。できることは自分から率先してやる、できない時は誰かがすかさずフォローに回るなど、チームワークの良さは日々の社員同士のコミュニケーションから生まれています。
製造業は日々の生産が生命線になってきます。
その上で一番重要なことは、人材教育だと考えています。
ベテラン社員のスキルを若手に伝えるための技能教育など工場の将来の成長に必要な技能の教育は、今すぐに実施しないとたちどころに生産に影響が出るというものではありません。
目の前の「生産」を優先すると、どうしても時間と手のかかる教育の優先順位は下がる。ですが大祥は未来を見据えて100年続く企業を描いた時に、人材教育の必要性を最も重視しています。
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